先日特別授業を行った学校さまは、この春で閉校されることが決まっていました。閉校に向けてヒトメモリとして何かできることはないかと考え、写真展を企画・実施させていただくこととなりました。場所は、理科室をまるごと展示会場に設定しました。

 

 

写真は、卒業アルバムを作るために一年間撮り溜めたものの中から、写真展用にあらためて選び直し、大小様々な大きさにプリントして貼り出すことに。壁にはストレートに直張りし、机の上には三角形の展示ボードを複数個設置することにしました。三角形の展示ボードは、自由に手に取って閲覧したり、並び替えたり、積み上げたりできる仕様です。これには、「日々思い出は積み重なり、繋がっていく」という想いが込められています。写真展開催時期は、卒業式の数日前から卒業式当日まで。卒業式当日の6年生控え室でもある理科室は、卒業をお祝いする空間へと様変わりしました。

 

 

公開初日の朝、私たちは6年生がどんな反応を示してくれるのかをぜひ見届けたいと思い、先生にお願いしてその様子を写真と動画に収めさせていただきました。

 

 

扉が開くと、子どもたちは一斉に入室し、思い思いの場所へと駆け寄って食い入るように写真を眺めてくれました。笑い声、驚く声、誇らしげな声と時折上がる歓声。子どもたちは、私たちが願った通り、写真を手に取ったり、積み上げたりと、自由な方法で展示を楽しんでくれました。

 

 

自分が撮った写真がたくさん使われていることを「めっちゃくちゃ嬉しい!」と即答してくれた子。
展示写真をいろいろな角度から眺め、触り、何かを深く考えている子。
「思い出をたくさん振り返れて楽しい!ありがとう!」と弾ける笑顔で伝えてくれた子。

 

 

思えば、「ヒトメモリ」というサービスを立ち上げてから今日まで、会社としても個人個人としても本当に数えきれないほどの困難や課題と向き合ってきました。正直に言って、うまく行かないことの方がはるかに多かったように思う4年あまりの歳月です。

そのすべての日々が、この瞬間のためにあったんだということ、自分たちが写真の技術や感性を磨いてきたのも、今、目の前の子どもたちの表情を切り取るためだったんだということを、私たちはこの時、心の底から理解しました。

 

 

「思い出は、子どもたちのもの。」

ヒトメモリは、子どもたちのための卒業アルバムであること。思い出を子どもたちに届けることは、とても価値が高いということ。ヒトメモリ立ち上げの時から変わらないこの二つの核心を改めて実感し、これからも全国の学校へとその価値を届けていこうと決意を新たにすることができたのでした。関係者の皆さま、素晴らしい機会とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

6年生のみなさん、ご卒業おめでとう!

 

 

 

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